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一番奥の歯の大切さ
2020.05.12
こんにちは。京橋歯科医院の池村です。
複数の歯が虫歯になってしまった時にどの歯に優先順位をつけるかというのは難しいことです。
特に全て自由診療で治療するとなると予算が厳しくなってしまうこともあるのではないでしょうか。
どの歯が大切かというのは人それぞれです。
仕事上審美的に前歯が白くないといけない人もいるでしょう。
奥歯でステーキを噛みしめることが出来ることに喜びを感じることも人もいるでしょう。
生まれつきのあごの骨の形、歯並び、咬み合わせの強さ、乳歯が残っている等色々な条件が違うので、一概にどこが大切かと言うのは難しいです。
では、別の目線から考えてみましょう。
日本人はあごが小さいため親知らずがまっすぐに生えずに曲がって生えたり、途中までしか生えなかったりと、食事を摂る点で役に立っていないことが多いです。
歯みがきもしにくい為、虫歯になってしまうことも多いです。
また、隣の歯が虫歯になってしまうこともあり、抜歯を勧められることもあります。
周辺の歯肉が炎症を起こすことも多くやっかいです。
ジョーカー的な立場の親知らずを外して考えると、隣の歯が片側しかないのが一番奥の歯です。
前歯から数えると7番目の歯であるこの歯は強い力がかかるので、1本無くなっただけで食事の際の違和感がとても出る歯です。
「前から6番目の奥歯でも物を良く噛むよ?」と思った方もいるかもしれませんね。
確かに同様の使い方をしますが、隣の歯が無いということは歯を失った際に大きなリスクになります。
歯を失ったあとの治療法として挙げられるのが
1. 入れ歯 / 保険診療
2. 入れ歯 / 自由診療
3. ブリッジ / 保険診療
4. ブリッジ / 自由診療(セラミック・ジルコニア等)
5. インプラント
です。
7番目の歯には3と4のブリッジ治療は基本的に行うことができません。
両側の歯に力をかけて失った歯の代わりにするわけで、片側しかない歯には適用できません。
(延長ブリッジという治療もありますが、予後が悪くおすすめしません)
となると 1,2,5 から選ばなくてはいけませんが、1,2 に関しては日々のお手入れが大切です。
お手間に感じる方も多いかもしれませんね。
また、他の歯に力をかけるのですが、力がかかっている歯に悪影響が出やすいです。最悪抜歯になることもあります。
とすると 5 のインプラントという方法が最適なのですが、自由診療ですので費用がかかります。
また、定期的なメンテナンスを必須としています。
歯周病のように状態が悪化してしまった状態をインプラント周囲炎といいますが、そうなると最悪インプラントが抜けてしまいます。
ということで一番奥の歯はなんとしてでも守らなくてはいけないということがわかって頂けたのではないでしょうか。
ですが、磨きにくく虫歯になりやすいのもこの歯です。
日々の歯みがきに不安がある方は一度歯科医師や歯科衛生士から歯みがきの指導を受けてみてはいかがでしょうか?
ご自分にあった歯ブラシについてもご提案いたします。
【ご予約方法】
・お電話は03-3538-8211まで。
出来ればどのような状態なのかご説明頂けますと速やかに治療が行えます。
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直進して左手にあります。
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京橋歯科医院